集合ポスト・集合住宅用ポストの設置場所は何処が良いのか


集合住宅用ポストの設置場所は何処が良いのか


集合ポストを設置する場所について考える

集合ポスト

壁掛けポストとは、主に戸建て住宅の玄関付近に設置する郵便受取り用のポストのことです。
配達された郵便物を家主がいなくても受け取るための設備であり、一般的な社会生活には欠かせない住宅のエクステリア設備となっています。

郵便受取り用のポストには壁掛け型のほかにも門や外壁に組み込む形で設置する埋め込み型、支柱にとって独立して設置する支柱型といったタイプがあります。
どのタイプのポストを設置するのかは住宅のエクステリアデザインや機能によって選ぶことになりますが、それぞれのタイプにメリットがあるのでよく長所を見比べて設置するタイプを選ぶ必要があります。

壁掛けポストは三つのタイプの中でも最もシンプルな構造となっています。
そのためデザインの自由度も高く、実用性重視のシンプルデザインからエクステリアの調和を重視したモダンデザインまで多種多様なデザインの中から好みのデザインを選ぶことが可能です。
構造上の特性として、住宅の中から中身を確認する事が出来る埋め込みタイプとは異なり、壁掛けポストから中身を取り出すためには一度屋外に出て直接ポストのふたを開ける必要があります。

屋外用として壁取り付けて使用する場合は完全防水タイプの商品は基本的にはありませんので、配達物が濡れてしまう可能性があります。

集合ポストの設置場所を住民目線で考える

集合ポストを設置するために、まず気をつけなければならないことは入居者が使いやすいような場所を選ぶことです。
入居者は毎日利用するため、すぐに気づく場所であること、受け取りやすい位置にあること、毎日の生活同線に設置されていることが条件にあげられます。
最近は天候不順が多く、急な強い雨が降ることもあります。
雨が差し込んでくることで、ポストに入れられた郵便物が濡れるようなことがない場所にしなければなりません。
郵便物を配達してもらう時にも、郵便物をポストに入れやすいことも条件に入れる必要があります。
ポストを設置する高さとしては、大人の胸の高さから目線の下くらいまでがベストでしょう。
集合住宅に設置される集合ポストは、その戸数によりポストの設置に使われる面積も変わります。
なるべく利用しやすいようにするために、マンションポストは縦長に設置せず、横長に設置する方がどの階の入居者も手間なく郵便物を受け取りやすいです。
そのため、設置するにはある程度横幅を確保できる場所の方がよいでしょう。
日本には郵便法があり、第四十三条 (高層建築物に係る郵便受箱の設置)によると、階数が3階以上で、住宅、事務所などとして使用する場合、出入口付近に郵便受箱を設置することが定められています。

集合ポスト

住民以外の目線から設置場所を考える

集合ポスト

一定の規模以上の集合住宅に設置が義務付けられている集合ポストですが、ただ設置すればよいというものではありません。
集合住宅の設備の中でも住民以外の人が使用する設備ですから、設置場所を考慮しないと非常に不便になってしまうだけではなく、集合住宅の治安にも大きな影響を与えてしまいます。

集合ポストは外部の新聞配達員方・郵便配達員が配達に使用する設備ですから、住民以外が入れないオートロックの内側などに設置してしまうと配達作業に支障をきたしてしまいます。
設置する時は外部の人間が入れる外側のエリアに設置し、配達作業がスムーズに行えるようにしておかなくてはいけません。
一般的な設置場所としては、集合住宅入口の教養玄関やエントランスが設置場所になります。
道路に面した外壁に集合ポストを設置する例もありますが、雨の降りかかる場所に設置してしまうと新聞や郵便物が濡れてしまいます。
屋内に設置するのがベストですが、屋外に設置する場合でもひさしがあって雨に濡れない場所に設置しましょう。
建物の裏手などわかりづらい場所に設置してしまうと、配達の妨げになってしまいます。
外部の人がすぐに見つけられる場所で、簡単に入れる所に設置しましょう。