フェンス・目隠しフェンスの高さについて


フェンス・目隠しフェンスの高さについて


囲い用なら60cm〜120cmがオススメ

フェンス・目隠しフェンス施工例1

自分の土地と道路やお隣との間を仕切る目的なら、あまり背の高くない圧迫感のないフェンスが合います。
60cm〜120cmくらいのものを選んで外からも見えるようにしておけば、敷地をぐるっと囲っても大丈夫でしょう。
逆に言うと、フェンスでぐるっと敷地を囲いたい時は、 人の姿が隠れるような高さの目隠しフェンスだと、誰かに侵入されても周囲に気づいてもらえない危険性もあります。
ところで、外からの視線を遮らないのならフェンスは要らないのでは?と思われるかもしれませんが、 実はフェンスには意外な効果があるのです。
何も仕切っていないと「空いた土地」、「通路」、「隙間」にしか見えないような少しのスペースが、背が低くても目隠しフェンスで仕切りを入れると不思議とちゃんとした誰かの私有地であるように見えてくるのです。
そしてちょっとしたお花や植物を植えたり、立水栓や敷石などを置いたり、あるいは野菜を育てたりしているうちに庭が充実してきます。 お子さんにとっては、隠れ家、自分のお気に入りの空間になりますね。
「ここまでが自分の範囲」といったように区切られていると、何かその空間に愛着がわいて、意味をもたせたくなってくるものなんですね。
そういう効果も狙って、素敵なフェンスで空間を囲ってみてください。

目隠し用なら120cm〜200cmがオススメ

あなたのつくりたい庭はどんな庭ですか?朝起きてカーテンを開けたら庭に出て、コーヒーを飲みながら新聞に目を通す。 休日は庭で風を感じながら、子どもたちの遊ぶ声を聞きながらが理想でしょうか。
そんな庭にするために必要なのは、広さ? いいえ、実は目隠しフェンスなんです。
目隠しフェンスが適切に取り付けられていれば、庭はもう一つのリビングルームになります。
それでは開放感がなくなるのでは。 ご近所さんからみて嫌な感じになるのでは。 そう心配にならないために、フェンスの高さと目の細かさを考えます。
目安は、庭の中からは立つと外が自然に見渡せて、腰掛けると外が気にならなくなる高さです。
道路と庭の高さが同じなら150cmくらいだと思います。
道路のほうが庭より低ければフェンスももっと低くてもいいかもしれませんし、高いところからの視線があるようならもっと高いほうがいいでしょう。大体120cm〜200cmの間で選ぶといいと思いますよ。
なお、目隠し用途のフェンスはぐるりと全部にまわすのではなく、くつろぐ椅子やテーブルの場所を隠すようにポイント使いをしてください。
そうすればご近所さんから見てもシャットアウトされた感じにならずにすみます。

フェンス・目隠しフェンス施工例2

高低差がある場合は200cm〜がオススメ

フェンス・目隠しフェンス施工例3

もしあなたの庭が周りより低い土地だった場合、高いところからの目線が気になりますね。
庭どころかリビングの中まで気になって、レースのカーテンを閉めがちになっているかもしれません。
そんな時こそ、フェンスが大きな役割を果たしてくれます。
目隠しフェンスを適切に取り付けることで、庭はもちろん、リビングのカーテンもサッシも開け放った生活が手に入ります。
この場合は低いフェンスをつけても意味がありませんので、200cmかそれ以上のフェンスをつけることになります。
あまりに高すぎるフェンスを取り付けると、自分が閉じ込められた気分になっては困りますから、工夫も必要です。
ある程度目の粗いものを選ぶといいと思います。 下の方からの目線はないのであれば、下のほうは柱だけにするなども考えられます。
さて、目の粗いフェンスで目隠しをする場合にどうやって視線を遮るかというと、フェンスに沿って植木を植えるなどの手があります。
植木は、近い場所つまり庭の中から見た場合は光も通すし圧迫感がありませんが、遠くから見ると透けて見えませんよね。
採光や風の通り方を考えながら必要な部分にだけ目隠しフェンスを取り入れることで、 庭の低さをマイナスではなくプラスに変えていってください。
隠れ家的な別荘の中庭のようなリラックスした雰囲気を出すことができます。