ネットショッピングが発達した近年、受け取る側の利便性を向上させたのは宅配ボックスです。
宅配ボックスは、主にマンションの郵便受け近くに設置されているもので、オートロックのマンションでも宅配業者が配達をした際に配達先が留守の時はコインロッカーのような宅配ボックスに入れておいてくれるというものです。
本来は郵便受けへの配達で大丈夫な定形外郵便がポストに入らなかった時にも特に玄関先で応対せずに宅配ボックスに入れてもらうことができます。

現在の宅配ボックスは常温がほとんどで冷蔵・冷凍品への対応はありませんが近年のネットショップの狂的な普及率に伴い、生鮮食品などもネットで購入する人が増えているので、そういった背景を考えると冷蔵・冷凍付の宅配ボックスが普及する未来も近いと思います。 さらに一部の宅配ボックスは、クリーニングの集荷や納品ができるものがあったり。
荷物の配達時だけでなく、集荷にも使えるタイプなどもありますし、スキーやゴルフバックが入るほどの大型ボックスなど色々な種類が増えています。
今後ますます、宅配ボックスの需要は伸びるのではないでしょうか。

宅配ボックスを戸建の家、つまり一軒家の家で設置する家庭が増えてきていると言われています。
宅配ボックスが戸建の家で設置される様になってきている理由は、「防犯面で安全な為」となっています。
近年は日本においても宅配業者を装った犯罪者が強盗、窃盗、時には殺人行為まで犯してしまうケースも多く、この様な事から宅配ボックスを戸建にも関わらず設置する家庭が増えていると言われているのです。

団地やマンション、アパートやコーポなどの集合住宅であれば宅配ボックスを設置するのはまだ分かるのですが、一軒家である戸建の家で宅配ボックスを設置する、というのはいかにもヘンな行為に見えてしまうかもしれません。
しかし、それは決してヘンな行為では無いのです。
自分自身の命と家族の命を守る為、そして自分自身の財産を守る為、と考えれば宅配ボックスを戸建の家に設置する事は決しておかしな事では無いのです。

宅配ボックスを戸建に設置する場合、置き場所としてはやはり門扉の中が良いとされています。
門扉の外、つまり自宅の敷地外には法律上トラブルが発生する可能性がありますし、何より防犯面で不安が残ります。
門扉の中のすぐに入った場所に宅配ボックスを設置すると良いでしょう。

宅配ボックスが日本に普及して久しいですが、マンションやアパート、団地などの集合住宅に設置されている宅配ボックスに鍵をつけていないケースが目立ちます。

宅配ボックスは宅配業者の人が開けやすく閉じやすい形状になっている場合が多いですが、「宅配業者の人が鍵をつけてしまう事を嫌がる」のではと深読みしてしまい、鍵があらかじめ宅配ボックスについていたにも関わらず、わざわざ宅配業者の人が手軽に開けて閉める事が出来る様に鍵を取り外してしまう人も多いのです。
これはまったく本末転倒な事であり、防犯上の観点から見ても良く有りません。

宅配ボックスに鍵を取り付けて日常的に鍵つきの宅配ボックス利用する事で、犯罪者による宅配ボックス内の窃盗被害を格段に減らす効果を期待出来ます。

冒頭の部分で述べた「宅配業者の人が開けにくいし、閉めにくいから鍵がついていてもわざわざ外して宅配ボックスを利用するといった事はすぐにでも止めて鍵つきの宅配ボックスを使用する様にしましょう。

宅配ボックスの窃盗被害は年々増えてきていると言われており、犯罪者によって宅配ボックスの中身を盗まれ、窃盗被害に遭ってしまってからでは遅いのです。
鍵つきの宅配ボックスでセキュリティを向上させると良いでしょう。